2011/11/28 MSNより
デキるあなたになぜか部下がついてこない7つの理由
人を育てれば、チームも育つ。チームが育てば、会社全体の利益も上がる。
あなたは自他ともに認める「デキる人」です。でも、なぜかいい部下に恵まれない...。部下がちゃんと仕事をせず、思ったように進まないので、最近の若い者は全く...とぼやきたくもなります。
そのような方にピッタリかもしれない記事が「Rajesh Setty」にありました。記事では、部下がついてこない理由は、部下が無能だからではなく、あなたの指導力の方に問題があるのでは? と問いかけています。この記事の筆者であるRajeshさんの挙げる、部下がついてこない7つのポイントは以下です。
1. あなたを今の地位に引っ張り上げてくれたスキルは、リーダーとしてのスキルと同じではない
あ なたは現在「デキる上司」なのですから、あなたのパフォーミングスキルは上級レベルといえます。しかし、部下がついてきていないのだとしたら、上司として
部下を引っ張っていくスキルはまだまだなのです。自分がのし上がって行ったときと同じ方法では、部下を引っ張り上げることはできないかもしれません。
2. 自分で全部やってしまって、部下に教えていない
あ なたはパフォーマーとして優れているので、おそらく仕事も好きなのでしょう。部下を育てようとせず、自分で全部やってしまっていませんか? ちゃんとスキ
ルを教えないままに部下に仕事を与えても、あなたが期待するような結果は出してくれません。問題が起きたときなども、颯爽とやってきて解決してあげてはい
けません。部下に、自分で問題を解決するチャンスを与えましょう。
3. 知らず知らずのうちに、部下があなたを超えないようにしている
自分のやってきたことに誇りを持つのはいいのですが、この仕事ができるのはこの世で自分だけ! と、 部下に対して知識の「出し惜しみ」をしていませんか? あなたのスキルが匠レベルに到達しているのであれば、なおさら惜しまず次の世代に伝えていってください。
4. 個人の成功とチームの成功は違う
あ なたがリーダーになるには、あなた個人の成功によるところが大きかったかもしれません。しかし、リーダーとして上に立った瞬間、求められるのは個人の成功
よりも、チームとしての成功です。今まで自分を輝かせることに長けていたあなたにとっては、自分よりもチームを輝かせるようにシフトするのに、多少の時間
を要するかもしれません。
5. 自分にスポットライトが当たっていないと我慢ならないタイプ?
輝 かしい実績を積んできたあなたには、いつもスポットライトが当たっていたことでしょう。その快感を忘れられずに上に立つようになっても、自分にばかり注目
を集めようとしてはチームは成長しません。自分の部下にスポットライトが当たっていても、それを誇らしいことだと思えるようになることが、あなたの成長だ
とも言えます。
6. 自分のベストのときと比べない
あなたは今は デキる上司かもしれませんが、あなたの部下と同じぐらいの年の頃には、試行錯誤の繰り返しだったことでしょう。それなのに現在、部下のことをもどかしいな
あという目で見ていませんか? 部下を、自分のベストのときと比べてはいけません。若輩だった頃の自分のことをよく思い出し、経験者だからできるアドバイ
スを適宜与えてください。
7. あなたの仕事は人材育成
リーダーとしての成功は、あなたが部下をどんな人材に育て上げたかにかかっています。それぞれの可能性を引き出して、伸ばしてあげましたか? 人を育てることができれば、チームも育ちます。チームが育てば、会社全体としての利益も上がるというわけです。
(山内純子/
ライフハッカー[日本版])