お邪魔なコードをスマートに巻いて！　木のぬくもりがいきたコードマネージャー

screenshot: to・mo・ni

デジタル機器は便利だけど、付属するコードが邪魔になりますよね。携帯電話の充電器、イアホン、AVケーブルなどなど......。

絡まってもそのまま放置、というパターンが多いと思いますが、そんなお悩みを素敵に解決するエコグッズを発見！

特注家具の製作過程で出る端材が、工場の隅で山積みになっているのを見て、何かつくれないかと考えたデザイナーがいました。彼は、デジタル製品と音楽が大好き。

歩きながら音楽を聴く彼は、ヘッドホンの長いケーブルが邪魔だと感じていました。そんなとき、例の端材のことが頭に浮かびます。「木でできたコードマネージャーを作ったら面白そう」。

どんな形にするのか、巻き付け方は......何度も試作を重ね、納得のいくカタチに辿り着いたのが、「wrapqarw（ラプカル）」です。

「wrap」とは英語で「包む」や「巻く」という意味。カタチがシンメトリーなのでネーミングもシンメトリーにしたのだとか。デジタルなコードと、アナログな木が仲良く寄り添う感じが、なんとも心なごみます。

木種は、ナラ、ウォルナット、エボニー、ヒノキなどさまざま。好みに合わせて選ぶのも楽しいですね。コードの太さによって、サイズも３種類用意されています。余っていた塗料で色を付けた、「wrapqarw colors（ラプカルカラーズ）」も限定販売されました。

サイズや材種が増え、現在は端材を使っていないそうですが、製作過程で端材をほぼ出さず木を無駄なく使うことに成功しているそうです。一つずつ、人の手でサンドペーパーで丸みを出して仕上げている「wrapqarw（ラプカル）」。デジタル生活の中にちょっとぬくもりを添えてくれる、魅力的なアイテムです。

[to・mo・ni]

（川口章子／マイロハス）